オオツカ熱帯魚で今までに販売していた魚などのデータを掲載してあります。 美しい写真と共に学名などの基礎データを掲載しています。 熱帯魚図鑑としてもご利用ください。

水温、ｐＨは最適な値と共に、（）の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

レモンフィンプレコはコロンビア・ベネズエラより輸入される美しいプレコの一種です。　イエロー・ブルーフィンプレコ（ゴールデンブルーフィンプレコ）と混同される場合もありますが、本種の方が黄色が強くより美しく人気のあるプレコです。　サイズもこちらは１５ｃｍほどで２０ｃｍ近くまで成長するイエロー・ブルーフィンプレコよりも小型の種類となります。イエロー・ブルーフィンプレコと非常によく似ていますが、属の異なるプレコで本種はオレンジフィンカイザープレコと同じBaryancistrus 属となっています。　 判別の基本は背鰭と脂鰭の距離が異なり、本種は背鰭が大きく、ほぼ脂鰭が繋がるように見えるのに対し、イエロー・ブルーフィンプレコは鰭同士の隙間が開いており判別できる要素となります。

レモンフィンプレコはイエロー・ブルーフィンプレコと同じく、小型のPeckoltiaやHypancistrusの仲間と 比較して草食性が強く、水槽内に発生する珪藻類も好んで食べてくれる観賞用とお掃除役の両立をしてくれる有難い存在です。珪藻類だけでは餌不足により栄養失調になりがちな為、人工飼料や冷凍赤虫などもよく食べるため、餌はバランス良く与えると良いでしょう。　 水温、水質共に適応範囲は幅広く、特に気にすることなく飼育することができます。　 性格もプレコの仲間では温和な類であり、美しく掃除役となり、協調性も良い理想的なプレコの１つと言えます。