ペルヴィカクロミス・プルケール

ペルヴィカクロミス・プルケール オス

ペルヴィカクロミス・プルケール メス

水温、pHは最適な値と共に、()の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

ペルヴィカクロミス・プルケールは古くから「ペルマトクロミス」や単に「ペルマト」と呼ばれ、親しまれてきたドワーフシクリッドです。  Pelvicachromis属の中で最もポピュラーな種類で東南アジアを中心に養殖され、安価で入手する事ができます。  南米のアピストグラマの仲間に比べるとやや地味に見えますが、オス、メス共に婚姻色が美しく、人気の高い魚と言えます。雌雄の判別は主にオスはメスよりも一回り大きく育ち、背ビレと臀ビレが大きくなります。  メスはオスよりも1回り以上小振りな場合が多く、腹部が艶やかなピンク色に染まり、抱卵するとお腹も 大きくなるため、充分に成熟した個体は容易に判別することができます。  繁殖はケーブスポウナーと呼ばれる洞窟産卵型の方法で一度に100~150個前後の卵を産み、親が守り育てます。 稚魚はブラインシュリンプを食べられるため、育てるのは容易です。 広めの混泳水槽では知らないうちに産卵し、子供をつれた微笑ましい姿を目撃することもあります。

ペルヴィカクロミスの仲間はアピストグラマの仲間と同様、亜硝酸などの増加に弱く水湿の悪化が原因で エロモナス感染症になりやすい傾向があります。  その為、飼育には充分にろ過の効いた水槽を用意し、定期的な水換えが必要です。  ポイントさえ抑えることができれば水温・水質の適応性も高く、何でもよく食べ飼いやすい魚です。


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■参考文献・資料(資料を元に熱帯魚の飼育に役立つデータを追加・編集して掲載) 緑書房:熱帯魚繁殖大鑑/新熱帯魚入門/月刊フィッシュマガジン エムピージェイ:世界のナマズ/月刊アクアライフ 他 ピーシーズ:熱帯魚水草2100種図鑑/プレコニアNo.1・2/アクアウェーブ WEBサイト:FishBase/PlanetCatfish/Allabout熱帯魚/コリドラス大好き ■ご注意 掲載内容及び写真(画像)の著作権はオオツカ熱帯魚 大塚 慎太郎に帰属します。  無断で転載を行った場合は著作権法により個人・法人問わずに処罰の対象となります。  ホームページなどに転載をご希望の方にはホームページへのリンクなど、 条件付きながら画像の貸し出しにも応じておりますのでメールにてご相談下さい。■免責事項 当サイトのデータは多くの角度から調査の上で掲載しておりますが、実際の飼育経験に基く独断と偏見を含んでいるものであり、その信憑性を保証いたしません。  本サイトを利用する場合、自己責任で行い、利用の結果生じた損害について一切責任を負わない事を了承の上でご利用ください。