充分な酸素がある状態で呼吸の早い場合はエラ病、もしくはエロモナス症と呼ばれる病気の可能性が高いと言えます。 ただし、餌を沢山食べた時などは通常よりも大量の酸素を消費する為、普通では問題無くても酸欠気味になる場合もあるので注意が必要です。
アピストグラマの仲間などはエロモナス症による呼吸の乱れが多く、こちらを疑うべきですが、多くの場合は寄生虫が原因と考えて良いでしょう。 特に寄生虫のエラ病の場合、魚が水草や砂、流木などに体を擦り付けるような仕草が見られますので、よく観察して原因を突き止めるのが大切です。
エラ病の治療にはトリクロルホン系の魚病薬、マゾテン液やトロピカルNなどを用いるか、ホルマリンの短期、反復薬浴も効果的です。 トリクロルホンもホルマリンも極めて毒性の強い薬品の為、取り扱いは充分に注意する必要があります。